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歯科受診の常識―歯科に行くまえに読む本 飯塚哲夫著

今年に入って親知らずを2本抜きました。
いくつになっても歯医者さんてのは怖いものです。。。025.gif

歯科受診について興味深い本を見つけたのでご紹介。

LINK

アマゾンのレビューにも似たようなことが書いてありますが、副題の「歯科に行く前に読む本」ではなく、「(読むと)歯科に行けなくなる本」のように思いました。

個人的に興味深かった内容

虫歯、ブラッシングについて、

・殆どの歯科医師の行為は「治す」ではなく「直す」行為
・正しいブラッシングを指導できる歯科医・衛生士の存在は殆どいない
・歯周病は治る病気ではなく、現状の維持を目指すのが最良の治療であり、それすらでない歯科医師が殆ど
・成人虫歯の殆どが幼児期に発生したもの


インプラントについて、

・インプラントの終末像は楽観的に考えても、「皮膚のトゲと同じ範疇」であり、身体にトゲが刺さった状態で問題が無いということはあり得ない
・インプラントの寿命は「6〜7年」
・インプラントブームはインプラント資材業者が仕掛けている
・抜歯される問題の多くが「歯内療法」によって救うことができる
・歯内療法よりインプラントが好まれるのは技術的問題と利益が高いからである


歯科矯正について、

・元来もっている歯並びの悪さや噛み合わせの悪さが身体に影響を表すことはなく、歯並びの悪さと歯周病の関係性を示した論文は存在しない
・審美的・機能的な観点からの矯正にせよ、自然の歯並びに勝るものは無く、歯列矯正は全て「自然」→「不自然」にすることである


顎関節症について、

・TMD(顎関節症)の治療をできる歯科医師も殆どいない
・スプリントも殆ど意味がない
・TMDと噛み合わせに関連性を示した論文は存在しない


といったことが書かれていて、非常に興味深い内容なのですが、その解決方法が記載されていない。
さながら「歯科ペシニズム」本と言った感じです。

おそらくここに書かれていることは事実なのでしょうけど、「ではどのように歯を維持し、良い歯科医を見つけられるのか?」が書かれていなければ、歯科の問題に悩む人をより悩ませるだけになるのは当然かと思います。

著者が考えた「飯塚ブラッシング法」といのが紹介されていて、既存のバス法などのブラシング法よりも効果が高いと書かれているのですが、その具体的方法の記述はなく、それを指導している歯科医院の紹介のみ(京都は無い)で、ネットで「飯塚法 歯科」と調べてもまったく情報が出て来ません。
歯内療法についても同様。

文庫本に全てを求める訳には行きませんが、せめてそのブラッシング法くらいは載せていただいても良かったのではないかなと思います。

あとがきにも、
「この本は歯科医療に行こうとしている人々、通院している方に読んでもらうことを目的としてかきましたが、同時に多くの歯科医師たちに読んでもらうことを目的としています。」
「本書を読んだ歯科医師たちの中で、自分の行っている歯科医療を基本的なところで見直してみようと考える歯科医師が、1人でお多く出てくることを期待します。」

と書かれていました。

医療行為のジレンマに、「治療の有無によってその人の治癒が促進したという証明はできない」ということがあると思います。

治療を行ったから良くなったのか、治療をしなくても良くなったのか、治療をしなかった方がより早く治ったのか、確かめる術は全くないということです。

医療行為も産業でありサービスと言われますし、事実そうなのですが、医療従事者のすべてがただお金の為に働いている訳ではなく、やはり、少なくとも根源にあるモチベーションは「良くしてあげたい」という想いの基にあると思います。

歯科医療のように不可逆的(取り返しのつかない)医療行為を行っているという自覚を持てと、啓蒙している書籍なのだと思います。

患者側も自分の体に行われている重大な行為に最低限の知識を身につけておくべきということだともいます。

が、この書籍だけでは本当に不安を煽るだけですので、著者には何かしらの続編を期待せざるを得ません。
ま、それ以上は専門分野であるのだから、著者の出している歯科書籍を読めということかもしれませんが。。。

参考リンク
歯科インプラントについて かずの歯科
LINK
歯科受診の常識―歯科に行くまえに読む本 (aiikusha books)

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by YO_QY | 2010-04-30 20:07 | 読書感想(和書)

ICO英国研修Week4に向けて

クラシカルオステオパシーWeek3が3月に終わり、次回11月のWeek4に向けて色々と準備して行かなくてはなりません。

Week3で突如会長から宣言された、「論文の英訳、修正を私は今回しません」とのこと。

個人的には「できるだけ1人の力で論文も面接も受けることができればな」と思っていたのですが、まさか完全に論文のサポートが無くなってしまうとは考えておらず、驚きました。

一足先に英語の勉強をしていたので、半歩くらい他の先生方より進んでいる気になっていますが、調子に乗るのが私の悪い癖。。。

気を引き締めて今からでも少しずつ進めて行かなければと思います。


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by YO_QY | 2010-04-27 22:20 | クラシカルオステオパシー

Macの英英辞典


英英辞典を買おうかどうか?と、最近迷っていたのですが、使うのはもっぱらibookの辞書アプリばかりなので、買ってもきっと使わないと思いつつも、「英英辞典持ってるって、俺カッコいい。。。」みたいな感もあるので、買おうとしておりました。

でもよくよく考えれば、元々アメリカ生まれのibookなので、辞書アプリの環境設定を見てみると。。。

ありました「New Oxford American Dictionary」なるもと、「Thesaurus」なる英語版類語辞典まで。。。

こう言うのってもの凄く得した気分になります032.gif

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by YO_QY | 2010-04-26 22:42 | MacやPC

側彎症-scoliosis-

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最近、立て続けに側彎症を持たれたが来られました。

「側彎」といっても、一時的な痛みによるような機能的なものではなく、思春期の女性に特発するタイプの構造的側彎の方。

これまでも何例かみさせていただいていて、肩こりや腰痛などの症状の改善や治療後は幾分角度がましになります。

もちろん、側彎が外見上きれいに真っ直ぐなるわけではありませんが、構造的な側彎でも弱い方向に更に曲がって行く傾向があり、治療によってまだ機能的な側彎が改善するのだと思います。

側彎症の方は最初「肩こり」などの一般的な愁訴の改善のため来れますが、それが落ち着くと治療を続けていれば側彎その物がどうにかなるかといったことを気にされます。

語弊があるかもしれませんが、オステオパシーや他の徒手療法も基本的に「機能」の改善を行うものであって、骨性の変形などを治すことはできません。

形をすぐさま変えるのであれば手術しかない訳です。

「構造と機能は互いに影響しあう」という原則からいえば、動き(機能)が改善することによって構造(形)にも影響を与えます。

理論、理想ではそうなのですが、現実の臨床で目の当たりにするとそうはうまく行きません。

そこで何かしらのエクササイズの提案が必要なのですが、その知識がやはり乏しい。

指導する側が確信を持って無いものを指導しても意味がなく、この辺の知識と経験を積む必要を感じます。

そこで側彎症に対するエクササイズを調べてみても日本語によるものは殆ど皆無・・・エビデンスがものすごく怪しいのはありますが...

洋書を探してみると結構色々と出て来ましたが、Three-Dimensional Treatment for Scoliosis: A Physiotherapeutic Method for Deformities of the Spineが評価も良いので、一度買ってみようかと思ってます。

まずは自分の体を使って確認しながら、実際に取り入れることができるまでになればと。。。

Three-Dimensional Treatment for Scoliosis: A Physiotherapeutic Method for Deformities of the Spine
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by YO_QY | 2010-04-26 03:04 | 治療雑感

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この異常気象で風邪を引き、治ったかと思うと腰まで痛くなり、なかなか辛い近況です。

気分転換とカテゴリの整頓も兼ねてブログをこちらに移行します。

毎日更新しないブログですが、まぁ、始めた頃のようにもうちょっと有用なことが書けるようにしたいと思います。
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by YO_QY | 2010-04-25 02:19 | お知らせ