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手術後の患者さん

臨床で困る人の中に手術をした方が多くおられます。

西洋医学的には恐らく、縫合部の引き攣れくらいしか後遺症は考慮されないと思うのですが、オステオパシーや整体的には非常に困った問題になります。

筋骨格や内臓も筋膜や皮膚によって一つにまとめあげられています

このような組織に手術のような介入が行われると、体をまとめる力の均衡が壊れてしまい、様々な問題を起こします。
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手術後すぐに問題が生じることもあれば、人によって何年、何十年後と長いスパンをかけて引き起こされることになるのです。

子宮摘出をされた方の多くは下肢の問題を持たれています。
骨盤臓器でも非常に大きな組織を取り出している訳ですから、骨盤内圧に問題が生じ、仙骨が非典型的な問題を起こしているような事が多く見受けられます。


長く見させていただいているうちで最高齢の方なのですが、その方は前立腺がん手術後、排尿障害や膝痛、腰痛、下肢のレイノー現象・感覚障害が発症しました。

下肢の感覚が鈍いため、ふとももやお尻の筋肉を非常に緊張させ立つ姿勢を維持されており、その影響で骨盤も非常に非典型的な歪みが生じていました。

入念に回数をかけて治療を行い、最近は仰向けで寝られるようになられたのですが、加重が変わったのか、寒さのせいなのか、今までなかった左母指と右かかとに霜焼けが発生しました。

そのため、歩くのがきつくなったとのことでした。

今までは腹部の手術痕のリリースをメインに行ってきたのですが、なかなか深部まで治療が届いていないように感じていましたので、許可を頂いて、肛門内から直接アプローチをさせていただこうと思いました。

ただ、その前にもう少しシンプルに下肢の治療を行い、それによって内診をするかどうか判断することにしました。

足底腱膜や下腿骨間膜、膝窩筋膜を治療し、前回の講習会で十字靭帯の重要性を習いましたので、頭に入れながら行ったところ、下肢の冷感も和らぎ、今までで一番足裏の感覚が変わったとのこと。

一時的な改善なのかどうかは次回以降の状態を見させていただかなければなりませんが、手術痕や目立つ緊張部に気を取られていたのだなと、反省しております。

壁にぶつかった時こそ、丁寧に丁寧に見ていくことが重要なのだと改めて思います。

と、手術後の瘢痕と関係ない問題の話となりました。 

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京都市中京区オステオパシー整体OQ(オク)治療室
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by yo_qy | 2011-02-05 01:03 | 治療雑感